洛色について | 洛景工房

思い出の中の情景を
色に映しとる。

We want you to feel the wonderful scene in your memory
superimposed on the color of the scene in Kyoto.

RAKUIRO

京都は色の数が多い街。
街を包む木々や山々、たおやかに流れる川、四季折々にやさしく咲く花々。
街中にも、明暗を伴って様々な色を見つけることができます。
そして、祭りや儀式の装飾や装束。
お菓子やお料理の美しさにも目がほころびます。

わたしたちは、そんな京都を「色」で表現しました。

色彩だけでなく、場所や物・事を表す「色の名」を付けました。
古典に描かれた情景、背景や由来を説明として加え、
それぞれの色の物語を描きました。

古の都人も、現代のわたしたちも、同じ場所で同じ情景を見ている。
そんな楽しみ方を、品々に込めてお届けします。

品々をお使いになる方の「思い出の情景」と重ねて、
京都の色「洛色」をお愉しみください。

RAKUIRO

  • Silent Yellow

    古の日本人は、言わずとも表情に出てしまう恋心を
    「くちなしの色に出ず」と表した。
    胸ぬ秘めた恋心の色。
    くちなしの色衣の商品はこちら
  • Crimson

    蘇芳とは、古代、最高位の紫に次ぐ上位の色。
    晩秋の頃、池水に映える深き蘇芳色の紅葉は美しく、
    人々の心に響く。
    永観堂、高台寺、醍醐寺には、美しき蘇芳の水鏡を求めて人々が集い、見惚れる。
    柔らかく艶のある高貴の赤。
    蘇芳の水鏡の商品はこちら
  • Sweetheart Red

    撫子は、愛しい人のこと。
    源氏物語の常夏巻にも描かれた「純粋な愛」を喩える花。
    とこなつの撫子の商品はこちら
  • Ever Green

    平安の世、千人から選ばれた絶世の美女「常盤御前」。
    義経の母として乱世を生き抜いた強く美しい女性の色。
    常盤御前の商品はこちら
  • Riverbreeze

    川風を感じて食を味わう、河原の涼み。
    「すゞしさや 都を竪に 流れ川 (与謝蕪村)」
    涼を表す、すんずりという表情が似合う色です。
    すんずり川床の商品はこちら
  • Winter Gray

    京の冬は厳しくも、
    寒さの中で育つ京野菜は滋味が増す。
    恵みをもたらす大寒の色。
    京の底冷えの商品はこちら
  • Alley Black

    京の碁盤の目は、丸竹夷二御池、姉三六角蛸錦、四綾仏高、松万五条。
    お目当ての通りを上ル下ル。
    ふと横へ逸れて、路地を一本入れば不意に出会う暗がり。
    また異なる表情を見せてくれる楽しみ。
    路地入ルの商品はこちら
  • Twilight

    薄暮の頃、鴨川の河原から、濃青に染まる西の空を望めば、
    そこには宵の明星がまたたく。
    恋しい人を想い、同じ場所で語り合った頃を思い出す。
    薄暮の慕ふの商品はこちら
  • Vesper

    教王の護国寺の五重塔の影像は、京の象徴。
    夏の夕刻、強い西日と色濃き影が重なり、
    塔の輪郭が際立つ。
    空海の開いた密教空間に、色濃き影を縁取って。
    夕照の塔の商品はこちら
  • Stone Pave

    京の花街は、雨上がりが美しい。
    濡れた石畳に映える
    灯火に色濃い風情を感じて。
    花街の石畳の商品はこちら
  • Mica

    伝統の技である唐紙工芸。
    和紙に雲母や絵の具を用い、
    手摺りで生み出す美しい文様は、都ならではの優美。
    鳥の子紙のなめらかな薄黄色に心休まる。
    雲母の京唐紙の商品はこちら
  • くちなしの色衣

  • 蘇芳の水鏡

  • とこなつの撫子

  • 常盤御前

  • すんずり川床

  • 京の底冷え

  • 路地入ル

  • 薄暮の慕ふ

  • 夕照の塔

  • 花街の石畳

  • 雲母の京唐紙